53歳からの普通二輪免許取得

2021年春、53歳にして普通二輪免許取得を思い立つ

6月12日 普通二輪 卒業検定

 約1か月に及んだ教習も終わりとうとう卒検の日を迎えた。一緒に入校した妻とは教習は一度も被らなかったが、奇しくも卒検は同日となった。この日は小型1名、普通7名、大型2名と大所帯。開始時間は14:00ということでただでさえ暑いのによりによって一番暑い時間帯の検定となった。

 13:00頃到着し受付でコース等の確認。本日のコースは1コース。坂道とS字の順番が違うだけなので大勢に影響はない。ゆっくり準備を整え13:50に控室に入った。14:00過ぎに担当教官が来て説明を受け、検定用ゼッケンを受け取る。妻は1番、僕は6番。よく教習で一緒になったYさんは先週卒検だったがクランクでパイロンに突っ込んだとのこと。ゼッケン7で2度めの卒検に臨んだ。

 番号順と思いきや大型2名から検定が始まり、妻は普通二輪のトップバッター。外から見守ったのだが、開始後すぐの踏切前の交差点で止まったまま動かない。いつまでたっても踏切を越えないのでおかしいと思ったら、車に乗り込み戻ってきた。ギアをニュートラルに入れたのに気づかず、バイクを倒しあえなく検定中止とのこと。なんともはや。

 自分の気持ちが引きずられぬよう一回装備を外し、リラックスできるよう直前までYさんとさもない会話をしたり、普段どおりに走れれば絶対合格できるはずと励ましあった。

 15:00頃とうとう自分の順番。幸運なことに休み時間に入りコース上から全ての車両が消えた。絶対一発で決めようと改めて思いながらスタート。踏切、坂道、急制動一本橋と順調にきて次はパイロンスラローム。少し早いかと思いつつ接触なく乗り切った。障害物回避、速度指定区間も無難にクリア。S字直前の信号が黄色となり、ドキドキしたがちゃんと止まれてほっとした。クランク出口はいつもより膨らんだが無事に通過。発着点に向かい無事降車。ほぼ普段どおりの走りができた。

 検定員の先生から、どうでしたかと問われ、交差点の黄色信号時の判断が若干遅かったのが反省材料ですと答えた。

 僕の次はYさん。検定が始まり一本橋のあたりで停止している様子。検定員の車が近づきYさんが乗り込んで発着点に戻ってきた。一本橋で脱輪したとのこと。こうしてこの日の検定が終わった。

 全員受付に戻り合否結果の発表を待つ。間違いなく合格と思いつつも結果を聞くまでは安心できない。30分以上待たされた後、妻とYさん以外の番号が全部呼ばれた。微妙な気持ちで卒業決定。その後2階別室で説明を聞き書き換えに必要な書類を受け取り長い半日が終わった。

卒業おめでとう。